豊橋市八町通3の「善恵会 長屋病院」は24日、特別講座「みんなが知りたい整形外科・リハビリテーション科 運動器不安定症」を開いた。整形外科医の三重野琢磨副院長が講義した。
患者や家族、近所の人らを対象にした講座。昨年11月の長屋龍太郎医師の「みんなが知りたい消化器疾患の話」、今年1月の安井章裕院長による「みんなが知りたい医療としての認知症について」に続く第3弾。雨にも関わらず約100人が参加した。
運動器不安定症は、高齢化などによりバランス能力や移動歩行能力の低下が生じ、「閉じこもり」「転倒のリスク」が高まった状態。三重野副院長は、加齢に伴い足の筋力が弱くなることを説明し、「何かにつかまらないと椅子から立てない」「ふらふらして歩く時によろける」などその症状を挙げた。
治療には「原因となる疾患の治療」「歩行能力やバランス能力の改善を目的とするリハビリテーション」があり、開眼片足立ち訓練などを紹介したほか、水中運動やウオーキング、太極拳といった有酸素運動を推奨した。参加者の関心は高く、質疑応答では高齢者が屋内でできる体力づくりや、一日に必要な歩行数に家事は含まれるのかなどを質問していた。
講義後は院内リハビリテーションセンターの見学もあった。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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