豊橋市に6カ所の特別養護老人ホームなどを運営する社会福祉法人「王寿會」のコンセプトカー「オージュカー」が完成した。6月30日に高師王寿園で開かれた屋内イベント「第5月曜日」でお披露目された。
きっかけは、もともと使っていた車両の替え替え時期が近づいたこと。「せっかくなら地域を盛り上げることをやりたい」とコンセプトカーを思いついた。「幸せを運ぶ車」と銘打ち、「豊橋の街を毎日走り回り、街のにぎやかしになれば」と願いを込めた。
ラッピングは職員らがデザインした。車体にはイベントのキャラクター「あんあんどーチャン」のロゴとキャラクターをちりばめた。1匹だけレアキャラクターを紛れ込ませ、四つ葉のクローバーのように、レアキャラを見つけると「ラッキー」と思えるような仕掛けも用意した。
今後は利用者の送迎に使うほか、イベントで展示する予定もある。高師王寿園施設長の大井孝浩さんは「福祉業界は3Kに代表されるようにネガティブなイメージがある。このラッピングカーで、少しでも業界に興味を持ってくれる人が増え、明るいイメージになってくれたらうれしい」と語った。
イベントは、沖縄そばやコーヒー、スイーツ、季節の植物など7店舗がブースが出展され、盛り上がった。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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