豊橋市杉山町の家具製造業「豊橋木工」は小柄な女性の座り心地を追究したダイニングチェアの新ブランド「ピオニア147」を開発した。男女の体格差も気にせず良い姿勢を保てるよう、背もたれや座面に工夫を凝らした。クラウドファンディング専門サイト「Makuake(マクアケ)」で7日から先行販売する。
同社によると、一般的なダイニングチェアは成人男性の平均身長(約170㌢)に合わせて設計されている。女性平均は約13㌢低く、座った時にかかとが浮くなど不自然な姿勢になりやすい。
以前から「体形に合った椅子がない」と女性の声が寄せられ、調べると成人女性のうち身長155㌢未満が全体の25%超を占めることも分かった。小柄な女性でも正しい姿勢で座れ、一般的なダイニングテーブル(高さ70㌢)に合う椅子が見当たらないことから開発に乗り出した。
ピオニア147は、座面前端で太ももの裏が圧迫されたり、背もたれに届かなかったりする小柄な女性の椅子の悩みを解消する工夫を施した。利用者の想定身長は147~154㌢。
座面の奥行は従来品より浅く、曲面形状でテーブルとの距離を保ったまま足裏がしっかり床面に着く構造とした。これにより、背中が背もたれに届くよう改善された。骨盤が上にまっすぐ向き、腰の負担や太ももの圧迫も大幅に軽減された。
開発時は姿勢負担の軽減のため、座面形状やウレタン構成で7回試作を重ねた。ミリ単位の調整の末に最適化にこぎ着けたという。
近藤泰一郎社長は「自分に合う椅子はないという女性の悩みに応えようと取り組んだ。独自の技術や発想で全社員で情熱を注いだ結晶だ」とアピールした。
1脚6万500円(税込み)、マクアケの先行販売(6月7日まで)は早期割引(10~25%)がある。消費者の反応を踏まえて6月8日から全国のインテリアショップで販売予定だ。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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