とよはしワイナリー・チロル岩瀬代表が講演 佐野妙さんイラストのラベル「次郎柿ワイン」来春発売へ

2026/10/31 00:00(公開)
講演する岩瀬さん
講演する岩瀬さん

 若手経営者らの勉強会「吉田塾」(塾長・山本明彦元副金融担当相)の第190回例会が29日夜、豊橋市西松山町の山本事務所で開かれ、同市石巻西川町の「とよはしワイナリー・チロル」代表の岩瀬宏二さん(50)が「すぐに成果を出せないのが農業。5年後のためにタネをまき続ける」をテーマに講演した。

 

 ワイナリーの構想を描いたのは2014年頃。当時全国で200軒ほどだったが、県内の農家仲間の挑戦に刺激を受け「豊橋で育った果樹を使って、豊橋で生産するワインをつくってみたい」と思った。15年にブドウ栽培を、16年には市外での委託醸造を始めた。

 

 PRに苦戦していたが、転機は20年。プロバスケットボールの「三遠ネオフェニックス」とのコラボワインの発売だった。試合の観戦に来ていた浅井由崇市長(当時)に構想を説明すると「ワイン特区を取ろうか」と応じてくれた。国の認可は昨年6月に下り、今年8月8日に仕込みを始めた。原料は日本固有のブドウ品種に加え、巨峰と次郎柿を選んだ。「柿のワインは世界でも珍しい。石巻地区ではたくさん収穫できるので、原価も抑えられる」と話す。

 

 来春に次郎柿ワインを発売予定だ。「豊橋らしさを」とラベルは漫画家の佐野妙さんにデザインを依頼した。「将来は海外展開も」と見据える。「ワイナリー完成は10年越しの夢がかないほっとしているが、農業を勉強する息子とともに豊橋の名産に育てていきたい」と話した。

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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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