豊橋市出身の面司三世如意ノ坊の北沢美白さんによる特別講演が19日、市民文化会館で開かれた。豊橋文化振興財団の主催。2025年度の豊橋文化奨励賞受賞を記念した。
北沢さんは国指定重要無形民俗文化財の「豊橋鬼祭」で用いる赤鬼や天狗(てんぐ)など全6面を改める神面奉製事業に携わった。伝統継承への貢献、国立能楽堂定期公演で作品が採用されるなどの実績が評価された。京都市在住。
「美の正統を継承する~最初で最後の神面奉製語り~」を演題に講演した。「芸術家として活動している。『家』という文字は、歴史を受け継ぎ、その時代の中で社会に貢献する人に対してつけるものだと思う」と述べた。
神面奉製事業について「仮面には歴史的な精神が宿っている。製作して記録にとどめ、後世に残していくことは重要な役割だと感じた」と振り返った。さらに「次は刀剣製作にも挑戦したい。技を次代へと継承していく活動の一つとして取り組んでいきたい」と意欲を語った。
文化振興財団は北沢さんの作品展「不失花(うせざるはな)」を豊橋市三の丸会館で10月4~12日に開く。入場料1000円(前売り900円)。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。