田原市緑が浜の三河港田原公共ふ頭で7日、水深10㍍化と耐震強化された岸壁の供用開始を祝うセレモニーがあった。従来より大型の船舶が入港可能で周辺企業の物流に追い風となるほか、新たな災害時の輸送拠点としても期待される。
岸壁は全長230㍍を耐震強化し、うち170㍍は大型船を接岸できるよう付近約13㌶を10㍍まで浚渫(しゅんせつ)した。3年前から県が総額約47億円を投じた。
これで整備前は3000㌧級までだった入港可能な船舶の規模も2万㌧級まで引き上げられた。大規模災害時の陸路寸断を見通し、市は救援物資や帰宅困難者などの海上輸送拠点にも活用する方針だ。
この日は川原馨副知事や田原市の山下政良市長らがテープカットで供用開始を祝った。市民に施設を公開するため、ふ頭を発着点に伊勢湾フェリーも特別運航した。
川原副知事は「物流の効率化と国際競争力強化、災害時の物流拠点として地域経済の発展と安心な地域づくりに貢献できる」と述べた。山下市長は「旧田原町の職員時代から水深10㍍は必要だと感じていた。市長任期の最終年に、40年越しに実現できた」と喜んだ。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。