将来は「無人タクシー」、設楽で自動走行実証実験

2016/11/05 00:00(公開)
自動走行実証実験の専用車両に乗り込んで出発する横山町長ら=設楽町田口で
 県や名古屋大学など産学官で連携して進めている車の自動走行実証実験のモニター調査が4日、設楽町で行われた。町内在住在勤の14人と、横山光明町長や石原君雄副知事が国道473号の約2・5㌔区間で運転手がハンドル操作をしない「無人走行」を体験した。
 県は今年度県内15市町で実験を行い、「無人タクシー」など将来的な輸送サービスの実現を考えている。住宅地だけでなく山間部での導入も目指そうと設楽町が実験場所として名乗りを挙げた。
 この日、町役場から養護老人ホーム宝泉寮までの約3・5㌔区間でモニター調査が行われた。車は「エスティマハイブリッド」で屋根部分にレーダー、車内に地図モニターを搭載。あらかじめ地形や道路形状などを測定したデータを三次元の地図に登録してそのコース上を走る設定とした。
 調査では運転手はおり、実際には国道2・5㌔区間をハンドル操作なしで走行した。
 試乗した福祉施設勤務の女性は「障害物への認識や対向車への対応など不安がある。しかし事故減少につながる期待はあある」と話した。
 横山町長は「ハンドル操作なく車の機能だけで前進していくのが不思議だった。将来的に高齢者が希望する場所に無人タクシーが連れていってくれる交通手段としては有効になる」と感想を述べた。
(安藤聡)
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