豊橋日独協会（神野信郎会長）の創立25周年を記念したイベント「オクトーバーフェスト東三河大収穫祭」（東愛知新聞社など後援）が６日、豊橋駅南口駅前広場などで開かれた。ドイツのビール祭りにちなだ催しで、同広場は秋晴れの下、大勢の人たちでにぎわった。
　会場では「東三河収穫祭」と銘打ち、地元産の野菜などが売られたほか、トマト、ミカンなどのオークションもあった。ドイツビールも販売、ビールには絶好の日和となり、来場者がミュンヘン名物の白ソーセージ、骨付きスペアリブなどを味わいながら屋外でグラスを傾けた。
　ドイツ車が展示されたほか、ドイツのオクトーバーフェストにアジア人ヨーデル歌手として初めて出演、話題となった北川桜さんと音楽隊の演奏もあり、ホルンなどの音色が響いた。
　この日は夜の部もあり、広場に近いホテルアークリッシュ豊橋で行われた。広場とホテルの間はドイツの三色国旗が張り巡らされ、ムードを盛り上げた。
　豊橋日独協会は、東三河臨海部にドイツ企業が進出したことをきっかけに１９９１（平成３）年に設立、日本とドイツの民間交流の橋渡し役として活動している。現在、法人45社、個人・家族会員１９０人。
　20日には、記念事業の一つとして「ドイツ無声映画祭」を穂の国とよはし芸術劇場プラットで開催する。ドイツのＳＦ映画「メトロポリス」が、活動弁士と生バンド演奏付きで上映される。入場料は１０００円（当日１２００円）。チケットはプラットなどで扱っている。
（中村晋也）