国内アジアゾウ最高齢出産の「アーシャー」帰豊

2017/03/14 00:01(公開)
長い移動にも疲れを見せず、輸送箱から出て元気な姿を見せたアーシャー=豊橋総合動植物公園で
 アーシャー、お帰り-。国内のアジアゾウで最高齢出産だった「アーシャー」(推定39歳)が13日、第2子「ラージャ」(雄)をうんだ千葉県市原市の市原ぞうの国から豊橋総合動植物公園に帰ってきた。14日から一般公開される。
 アーシャーは一昨年10月、出産準備のため、ゾウの群れ飼育を行っている繁殖経験豊富な市原ぞうの国に移っていた。昨年10月27日、無事にラージャをうんだ。
 この日は午前11時頃、トラックで市原を出発し、午後4時頃、豊橋総合動植物公園へ到着。ゾウ舎にクレーンで降ろされた輸送箱からアーシャーが出てくると、出迎えた職員たちから「お帰り~」の掛け声と拍手が送られた。
 「普段と同じ様子」(職員)で5時間の移動にも疲れを見せず、懐かしい場所で元気な姿を見せたアーシャー。用意された好物の食パン、青草を早速食べた。
 雄の「ダーナ」(推定45歳)との間に第一子「マーラ」を出産したが、育児を放棄したため、当初、市原ぞうの国では子育てを学ぶ目的もあった。だが、母乳が出にくく、子育てできなかったため、豊橋へ戻ることになった。
 同公園の瀧川直史事務長は「アーシャーとダーナの2大スターがそろったので、ぜひ見に来てください」と大勢の来園を期待している。
 第2子のラージャは、栄養価の高いヤギミルクを飲んで順調に成長。引き続き市原で飼育されるが、瀧川事務長は「相談するが、3年後ぐらいには戻ってきてもらいたい」との意向を示した。
(中村晋也)
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