豊橋技科大 学生宿舎と図書館の完工記念行事

2017/03/29 00:00(公開)
完成した学生宿舎「グローバルハウス」の外観=豊橋技術科学大学で
 豊橋市天伯町の豊橋技術科学大学で28日、開学40周年記念事業として建設した学生宿舎「TUTグローバルハウス」と、改修した附属図書館の完工記念行事が行われ、関係者が完成を祝った。いずれもグローバルキャンパス、多文化共生の実現に向けて整備した。宿舎は日本人学生と留学生が生活を共にするシェアハウス型で、国内にいながら国際生活を体験できる環境を整えた。
 記念式典では、大西隆学長が「有意義に活用し、多文化共生、グローバルキャンパス、技術科学によるイノベーションの実現を一層推進する」とあいさつ。同市の佐原光一市長は「グローバルハウスなどの成果をまちに導いてほしい」と期待を寄せた。
 技科大は、国際化をけん引する「スーパーグローバル大学」に選ばれ、文科省から補助金を受け、取り組みを実施している。その中核が、世界で活躍できる技術科学者を養成する学部・大学院博士前期課程(修士)一貫の「グローバル技術科学アーキテクト養成コース」。この4月から1期生が学ぶのに合わせ、学生宿舎を建設した。
 宿舎は、1棟が鉄骨3階建て30人収容の6棟と集会所1棟で構成。今回は2棟と集会所が完成し、来年3月、再来年3月に2棟ずつ完成する。
 1つのユニットは5人の個室(8平方㍍)と共用のリビング・ダイニング・キッチン、シャワールームを設け、生活を共にする。主に同養成コースの学生が入居。日本人と留学生が英語を共通語とし、グローバルな感覚を磨き、世界に通用する人間力などを培う。
 宿舎が全て完成すると、他の学内寮も含め学生の約45%、約1000人がキャンパス内で生活することになる。
 一方、図書館は多文化共生の核と位置付け、1階は地域の企業、住民らにも開かれた交流エリア「マルチプラザ」として整備。男女共同参画推進への取り組みもしており、「女性支援エリア」も新設し、女性専用の休憩室、授乳室、更衣室などを配置、女子学生や女性研究者らが学修しやすく、働きやすい環境を整えた。
 学生宿舎、図書館とも4月から利用を始める。
(中村晋也)
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