【三遠ネオフェニックス】大野篤史HCの初退場劇に奮起 仙台89ERSに勝利

2025/01/11 21:03(公開)
チームトップの20得点の佐々木選手

  バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は11日、東地区8位の「仙台89ERS」と豊橋市総合体育館で対戦した。第3クオーター(Q)途中で大野篤史ヘッドコーチ(HC)が退場処分となったが、6人が2桁得点の活躍で105対93で9連勝を決めた。今季24勝4敗で中地区首位をキープした。

 

 序盤は佐々木隆成選手、大浦颯太選手の両司令塔を起点に素早いパス回しから、デイビッド・ヌワバ選手が得点を重ねた。津屋一球選手が要所で2本の3点シュート(3P)を決め、31対17で終える。第2Qは仙台のゾーンディフェンスを前に、得意のインサイドで攻めあぐね、48対43の5点差に詰め寄られた。

 

 第3Qは、津屋選手、吉井裕鷹選手らが3Pを決める。4点差とされ、残り2分54秒で審判と相手チームに詰め寄った大野HCが2回のテクニカルファールを取られ、就任後初の退場処分に。両軍乱れる事態に場内が騒然となった。ここで「選手たちに火が付いた」と清水太志郎コーチ。スタントン・キッド選手の3Pで逆転されるが、気迫あふれる守備で流れをつかみ、デイビッド・ダジンスキー選手の3Pで再逆転。終了と同時に大浦颯太選手がロング3Pを決め、ブースターが総立ちとなった。

 

抗議する大野HCら

 第4Qは佐々木選手らの活躍で最終的には12点差をつけた。佐々木選手がチームトップの20得点。大浦選手が4本の3Pを含む14得点で8アシストでチームに貢献した。

 

 清水コーチは「相手にプレッシャーをかけ、トーンをセットする本来のディフェンスができなかった。次戦は序盤からパンチファースト(先制打)を与えるバスケをしたい」と話した。主将の佐々木選手は、負け越した第2Qについて「うまく攻められない時間が続いた。ボールを回して我慢強く攻撃できれば改善できる」とした。

 

3Pを放つ大浦選手
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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