新城東高同窓会が統合控え校歌「われら」熱唱

2017/05/14 00:00(公開)
吹奏楽部OBの伴奏を受けて校歌を歌う同窓生ら=新城市矢部で
 県立新城東高校同窓会(長田共永会長)の2017(平成29)年度総会、懇親会が13日、新城市矢部の同校体育館で開かれた。母校が新城高校と統合されることとなったため、今回は初めて参加者全員で吹奏楽部OBらの生演奏で校歌「われら」を歌い上げた。
 同校は1972(昭和47)年4月に開校。これまで46回計1万2079人の卒業生を送り出してきた。県教委の県立高等学校教育推進実施計画により、新城高校と統合されて2019年4月に「新城有教館高校」が新設開校する。新城東高の卒業生は20年度(21年3月末)が最後になる。
 今年度の同窓会は7、17、27、37回生と学校関係者ら約200人が出席。同校7回生でOBとしては初めて校長となった長坂英司さんは「統合されてしまいますが、新しい高校のために何を残していくことができるのかをしっかりと考えていきたい」とあいさつした。
 出席した同窓生からも母校の統合を惜しむ声が上がった。
 懇親会では吹奏楽部OB15人が、顧問を務めた山本家寛さんの指揮で「われら」を演奏。出席者は学生生活を思い出しながら熱唱した。
 校歌斉唱を企画した24回生で同窓会会計の上田晋也さんは「統合の報道を受けて驚きました。みんなで歌うことができて良かった。まだ同窓会総会も校歌が残っているためできる限り、毎年続けていきたい」と話した。
(安藤聡)
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