御開帳に向けて豊川稲荷門前の整備急ピッチ 表参道は石畳風に

2026/05/09 00:00(公開)
石畳風の舗装に生まれ変わった表参道の一部
石畳風の舗装に生まれ変わった表参道の一部

 豊川稲荷で今年11月、72年ぶりに御開帳が開かれるのに合わせ、豊川市が門前の整備を急ピッチで進めている。表参道の舗装を石畳風にするほか、稲荷公園をリニューアルする。すでに一部の工事が始まっている。

 

 表参道の舗装は、大小さまざまなコンクリート製のブロックを組み合わせ、石畳の風情を演出する。道路の中央に石畳の意匠を施し、両側に小さなブロックを並べて洗練された雰囲気を演出する。本物の石畳にするという話もあったが、自動車が通行することを考慮し、耐久性と景観の両立を目指した。

 

 デザインにもこだわった。一般的に寺社の石畳は縁起の良い奇数にすることが多い。豊川稲荷も奇数になっており、表参道は道路の幅にあわせて5列と3列の石畳をイメージした。先行して工事を終えた区間では、落ち着いた街並みへと姿を変えている。

 

 さらにレトロ調の照明を、豊川稲荷の目の前から豊川駅西口までの計5カ所に新設。御開帳にふさわしい景観にする。昼夜を問わず門前の情緒を感じさせるデザインを採用する。

 

 また豊川稲荷の西側に位置する2万4500平方㍍の稲荷公園もリニューアルする。老木を撤去して遊具の配置を見直し、開放的なオープンスペースを確保した。新たに駐車場も備える。

 

 このほか、豊川駅東西自由通路のエスカレーターの改修やトイレの洋式化を実施する。駅西口ロータリーから豊川稲荷前交差点までの道路は、片側2車線から1車線になり、歩道のスペースが広がる。そこに可動式のベンチを設置し、歩いて楽しめる場所に生まれ変わらせる。

 

 市ではこれら一連の整備に4億158万円を計上した。担当者は「御開帳が始まる前に工事を完了させ、観光地としての魅力をより高めたい」としている。

リニューアル工事が進む稲荷公園
リニューアル工事が進む稲荷公園
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竹下貴信

1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。

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