普段は棚として使え、災害時はプライバシーが確保できる個室空間になる「タナカノカコエール」を、豊橋市多米中町の建設会社「時悠建築舎」が開発した。
3×4㌢の角材で骨組みができており、ダボをはめ込むだけで簡単に組み立てができるよう工夫されている。ドライバーなどの道具は使わなくてもいい。
普段の棚としての利用時は高さ180㌢、幅136㌢、奥行き62㌢。ペットボトルの水、非常食などの災害備蓄品だけでなく、日用品などを置くことができる。
災害時は、折りたたんである側面の骨組みを広げることで、奥行きが2倍になる。周囲に布やブルーシートを巻くことで個室空間として活用できる。着替えや授乳、赤ちゃんのおむつ交換ができるほか、中に簡易トイレを置いて利用することも可能だ。
時悠建築舎は、防災士で大工の田中孝司さん(57)と、一級建築士で妻の美香さん(52)の2人で営む会社。美香さんが災害時に必要なものを考えて設計し、孝司さんが構造を考案した。屋内、屋外どちらでも使える。
2人は「避難所では段ボールの仕切りがあったとしても、プライバシー確保が難しい。組み立ては10分程度でできます。避難所を少しでも快適に過ごせるようにするアイテムです。健常者だけでなく、災害弱者の人でも使えます」と話す。7万8000円(税別、周囲に巻く布などは別売り)。問い合わせは田中さん(090・4865・2303)へ。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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