地域資源の発掘と磨き上げを図る「にっぽんの宝物JAPANグランプリ」の全国大会で、田原市中山町の「渥美半島とまとランド」が出品した規格外品を活用したトマトソースが部門準グランプリに選ばれた。代表の小川浩康さん(36)が市役所で山下政良市長に受賞の喜びを報告し、将来的な販路開拓などへ意欲を見せた。
大会は3月1日までの2日間、東京都内で開かれた。8部門に42社・36組が出場した。小川さんは3回目の全国グランプリ進出で、2022年に続く準グランプリ。今大会は「素材進化部門」で規格外品を加工した「和風完熟ミニトマトXO醤ソース」で受賞した。
昆布やカツオ、シイタケの出汁(だし)を基調にアサリとホシエビの魚介類からとった出汁をトマトソースに加えた。地方予選の「あいち」大会で審査員から受けた助言で魚介出汁を加えてアレンジしたことで高評価につながったという。
田原市は全国2位の農業産出額と日本一の花きがある一方、今も有力産地として名が知られていない。小川さんは「それを知って悔しい思いだった。いい野菜を作って知名度を高めたかった」と出場理由を述べた。
プレゼンテーションでは「究極の完熟」を追求したトマトの味だけではなく、加工食品として幅広い活用方法も提案した。スマート農業の実践と地域の観光資源としての役割も担い、次世代型農園として持続可能な農業モデルを示せた点も高評価につながった。
瓶詰め(130㌘)で1100円(税別)。賞味期限は1カ月だが専門機関の調査で半年を目標にする。当面はネット通販の受注対応を中心に、ふるさと納税の返礼品にも登録したいという。賞味期限が延びれば店頭販売も増やし、販路拡大にも取り組みたい考えだ。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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