専用工作機械メーカーの「西島」は7日、豊橋市石巻西川町の本社敷地の新たな組立工場が完成したと発表した。既存工場の集約に伴い、受注メーカーによって異なる製品の大型化や複合化に対応でき、作業エリアの拡張で生産能力は40%高まる。近隣で整備中の東名高速道路スマートインターチェンジから至近で、将来的には物流を含め、さらなる効率化も見込める。13日に完工式を開く。
新組立工場は工場棟(約2800平方㍍)と社員食堂などを備えた厚生棟の延べ約3300平方㍍。工場棟は一部2階建てで、工作機械の組立作業のエリアが1・5倍に増えた。幅も18㍍から24㍍に広がり、大型自動化ラインの一括受注も可能になった。
作業エリアには壁掛け式アームで荷物を移動させる「ジブクレーン」を5基備えた。電気組付室と電気部品倉庫を一元化し、購買部門を工場内に移して作業性と物流効率の改善も図る。組付工程のレイアウト最適化で作業効率は20%向上。3カ所に設けた大開口出荷扉など出荷作業の効率も大幅に改善される。
敷地北側の旧組立工場は加工施設に集約する。加工から組み立て、出荷まで全工程の最適化で生産量は30%向上を見込む。
併設する新厚生棟は外観を木目調のデザインとし、日本のものづくりと心を表現した。カフェテリアや会議室は作業に立ち会う来客も使える。南側にはイベントや災害時の避難にも活用できるオープンテラスと芝生広場を備えた。敷地内の緑化率も14%増え、屋上太陽光パネルによる自家発電で災害時の活用と事業継続に役立てる。
西島豊社長は「創業100周年の締めくくりで完成できた。志半ばで急逝した先代の構想だった新工場は会社の念願だった。人と技術で世界のものづくりに貢献したい」と述べた。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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