台湾から豊橋市電貸切ツアー

2017/07/12 00:00(公開)
「ブラックサンダー号」の前で写真を撮る観光客=豊橋市内で、豊橋観光コンベンション協会提供
 豊橋市内を走る路面電車「ブラックサンダー号」の貸切ツアーを、台湾の旅行社が今月から始めた。市が5月に実施した観光客誘致活動がきっかけ。東海圏を周遊するツアーで同市に立ち寄り、8月にかけて全3回行われる。同市の観光関係者は手応えをつかみ、今後も台湾の観光客を一層呼び込む考えだ。
 チョコレート菓子「ブラックサンダー」は台湾でも人気。佐原光一市長らが5月、台湾でトップセールスを実施した際には、ブラックサンダーのラッピングを施した路面電車に「写真を送ってほしい」と興味を示していた。
 台湾旅行社「鳳凰旅遊」による「ブラックサンダー号」貸切ツアー初日となった4日、台湾の家族連れら16人と添乗員1人の17人が乗車。豊橋からは、ブラックサンダーの製造工場が市内にあることや手筒花火発祥のまち、同花火などが行われる「炎の祭典」、東三河の観光をPRした。
 豊橋観光コンベンション協会によると、ブラックサンダーを全員が「ハオチー(おいしい)」と言い、ツアー客の女性は「豊橋に工場があることを初めて知った。ブラックサンダー号に乗れてとてもうれしかった」。男性客は「次回は手筒花火を見てみたい」と感想を寄せたという。
 添乗員の張忠賢さんは「鹿児島や松山などで路面電車に乗るツアーを添乗したことがあるが、貸切は豊橋が初の経験。かつブラックサンダー号に乗車でき、お客さんの満足度も非常に高かった思う」と振り返り、「大変魅力的なコースだったと会社に提案し、定番のツアーコースとして実施していければ」と話したという。
 ツアーは、岡崎や名古屋などを周遊するツアーで浜松から伊勢へ移動する途中で豊橋に立ち寄る。今後、18日、8月2日にも実施される。
 台湾は親日国で再び訪れる訪日客も多く、同協会などは旅行社との関係を密接にして誘客につなげたいとしている。
(中村晋也)
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