高校野球愛知大会 国府×豊明

2017/07/19 00:00(公開)
3回に適時打を放ち、一矢報いた国府・夏目=豊橋市民球場で
 国府は相手投手陣の攻略に苦戦した中、夏目智輝外野手(3年)が意地の一打を放った。3点を追う3回、1番・緒河晟秀内野手(2年)が右前打で出塁すると、犠打で2死二塁とし、3番・夏目が真ん中低め変化球をフルスイング。左中間を破る適時三塁打で1点を返した。
 以降は豊明の堅守もあり、6回には三塁走者の4番・大西海成内野手(3年)が本盗を試みるも、タッチアウト。得点に生かせなかった。大城崇紀監督(44)は「力を出させてもらえず、相手の力が上だった」と話した。
 この試合、チーム唯一の適時打を放ち一矢を報いた夏目。「自分の力を信じて打つしかない」と、反撃の口火を切ろうと強い気持ちで打席に立った。4学年上の兄・航平さんも同校野球部だったが、ベンチ入りができず悔しい思いをしたという。好機で巡ってきた2打席目は、兄の思いも背負って向かった。
 「負けたけど、精一杯やれた。野球は練習しても課題はどんどん出てくる。やり尽くすには時間が足りないと感じた。最後は兄の分まで活躍できたかな」。充実した表情で、3年間の高校野球生活を振り返った。
(千葉敬也)

 3回戦
豊明
2100320│8
0010000│1
国府
(7回コールド)
(豊)大矢、松田、大矢―山田
(国)大西、竹生―根本
(豊橋市民球場)

 国府はエース大西が序盤から打ち込まれた。打線は長短6安打を放つも、なかなか得点につながらず、開いた点差を詰め切れずにコールド負けを喫した。
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