三河港でもヒアリ対策

2017/07/26 00:01(公開)
ヒアリ対策として始まったアスファルト舗装の亀裂を埋める緊急補修=三河港神野地区のコンテターミナルで
 各地で発見されている南米原産の強い毒を持つアリ「ヒアリ」の緊急対策として、国土交通省中部地方整備局は25日、生息している中国などと定期コンテナ航路のある管内の5港湾で、定着を防ぐため舗装の亀裂を補修する作業を始めた。豊橋市の三河港神野地区のコンテナターミナルでも緊急補修を実施した。これまで同港でヒアリは見つかっていない。
 神戸港で6月に発見されて以降、名古屋港などでも見つかり、到着したコンテナに付着して侵入したとみられている。港内の舗装面の亀裂から集団で発見された事例もあることから、こうした場所がヒアリの生息環境となり、定着を助長する恐れがあるため、国交省はコンテナ船が定期的に着く全国の68港で緊急補修を開始した。
 三河港神野地区のコンテナターミナルでは、業者が約30分で硬化する充てん材をアスファルト舗装の亀裂に注入、埋めていった。今後、コンテナ積み下ろし作業の時間帯を避け、補修していく。
 同港では、中国からのコンテナ船が週に2便、韓国からのコンテナ船は1便あり、化学薬品やゴム製品などが入ってくる。
 中部地整局三河港湾事務所の老平武弘副所長は「毒があって危険なヒアリ。三河港に入ってこないよう対策を講じたい。港で食い止めるのが大事」と話した。
 中部地整局の管内では、三河港のほか、名古屋、清水、四日市、御前崎の各港で緊急補修が始まった。
(中村晋也)
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