豊川用水で節水対策が続く中、本宮山山頂に近い、豊川市上長山町の砥鹿神社奥宮で2日、雨乞い神事が行われた。一宮地区の農業関係者ら8人が参列し、安定的な雨量の実現を祈願した。神事は25年ぶりという。
水資源機構を事務局に流域の関係自治体でつくる豊川用水節水対策協議会は昨年8月29日に節水対策を開始。2月10日から第5回節水対策(農業40%、工業40%、水道20%)が続いている。関係する水源の貯水量(率)は2日午前0時時点で新城市の宇連ダムが65万9000㌧(2・3%)、大島ダムが182万5000㌧(16・2%)、調整池を含む合計貯水量は576万6000㌧(11・1%)に落ち込んでいる。
神事は豊川市一宮町内の稲作組合「一北生産組合」が実施した。内藤正之権宮司が祝詞を上げた後、参列者が山からくみ上げた水を境内にまいて降雨を祈った。
組合は稲作農家や田んぼ所有者でつくる。近田洋一さんによると、2001年に雨乞いをした経験があった。「なかなか降らないので再び神事をしてもらおうと2月中旬に決めた。まもなく代かきや田植えなど水が必要な時期を迎えるので何とかまとまった雨がほしい」と切実な思いを語った。
宇連ダムでは1988年3月2日に、豊川用水節水対策協議会による雨乞い神事が執り行われている。一方、豊川総合用水土地改良区によると、団体では宇連ダム右岸の貴船神社で毎年5月に「水神祭」を営んでいるが、雨乞い神事は未定という。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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