立命館大県校友会東三河会が豊川海軍工廠戦没学生慰霊祭

2017/08/09 00:00(公開)
亡き友を悼み、今年も慰霊祭を行った立命館大学愛知県校友会東三河会の会員ら=豊川市諏訪墓地で
豊川海軍工廠(しょう)の空襲から72年となった7日、立命館大学愛知県校友会東三河会(安彦章会長)が豊川市新道町の諏訪墓地で、空襲で犠牲となった学友らをしのぶ「豊川海軍工廠戦没学生慰霊祭」を営んだ。
 1945(昭和20)年8月7日、多くの死者を出した米軍による工廠への爆撃。当時、立命館大学からも学徒動員で167人が勤労奉仕で工廠に従事しており、空襲によって本田義次さん、津野森正さん、石川厳さん、相原和男さんの4人が命を落とした。
 戦後、同級生らは「立命館大学22年専経同窓会」を組織。33回忌に工廠跡地のすぐ南側に位置する諏訪墓地に慰霊碑を建立して以来、毎年慰霊祭を行っている。同級生らも高齢化してきたが、東三河会が慰霊碑の管理に努めるなどしてサポートしている。
 今年は台風5号の接近であいにくの悪天候となった中、東三河在住の校友をはじめ、当時勤労奉仕に携わっていた松操高等女学校(豊橋市)の卒業生など13人が参列。全員で校歌を歌った後、空襲が始まった午前10時13分に合わせて黙とうし、一人ずつ献花して亡き友に祈りをささげた。
 安彦会長は「年々、当時を知る人たちも少なくなってきたが、戦争の悲惨さ、平和の尊さを改めて後輩たちへ語り継いでいく必要がある」と話していた。
(由本裕貴)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

光生会 住まいLOVE不動産 藤城建設 蒲郡信用金庫 さわらび会 虹の森 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国