一九三七年 飯田線開通 愛されて80年④

2017/08/18 00:00(公開)
都心のジオラマを走る飯田線・クモハ42+クハユニ56の模型=ミニチュアワールドカフェで
ミニチュアワールドカフェ

 三遠南信地方へ進むと山間部に秘境駅があり、鉄道ファンの来訪も多い飯田線。豊川市一宮町の三河一宮駅近くの国道151号沿いに、そんなファンの心をつかんだ飲食店「ミニチュアワールドカフェ」がある。
 店内はジオラマ一色。90席あるカフェスペースのテーブルは透明ケースで覆われ、中には模型やフィギュアで、昭和の街並みやファンタジー、ロボットの戦闘地域などさまざまな世界が広がる。カウンター席の向こうでは、北欧風のおしゃれな街や渓谷を鉄道模型が走る。
 スカイツリーや東京駅などで都心の街並みが再現されたレンタルレイアウトでは、店で借りたり、自宅から持ってきた鉄道模型を走らせることができる。20分432円で、フリードリンク付きなら平日は90分800円(レンタル車両108円)で楽しめる。
 レンタル車両には、かつて飯田線を走った濃色ブルーの「クモハ42+クハユニ56」や、急行「伊那」として親しまれた「国鉄165系」もある。車体や駅舎などのジオラマ、関連部品も販売しており、平日には大人の来店も多い。村上勝平店長(42)は「お子さんはもちろん、大人の方も童心に帰って楽しんでもらえる。模型は持っていたけど、走らせる場所がなくて困っていたと話す方もいる」と明かす。
 テーブルには豊川、豊橋を模した街並みのジオラマもあり、ゆるキャラのいなりんが豊川稲荷門前で参詣客を迎えている。
(由本裕貴)
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