豊川市が「ボラなび」オリエンテーション

2017/08/21 00:00(公開)
ブレイン・ライティングシートでボランティアに関する意見を出し合う高校生や大学生=豊川市勤労福祉会館で
 豊川市は20日、若者にボランティアや市民活動への参加を促進する「とよかわボラなび2017」のオリエンテーションを市勤労福祉会館で開いた。高校生や大学生ら16~25歳の30人が参加し、ドイツで生まれたワークショップなどでボランティアの心得を習得。11月にかけて7分野13事業の中から希望するボランティアを体験する。
 市内で実施される各団体や地域、行政主催のイベント、子どもとの交流、文化財や文化・芸術、福祉に関わる内容などに挑戦。その前に、NPO法人・Mブリッジ理事長の米山哲司氏を講師を招いたワークショップに臨んだ。
 米山氏はボランティアに関するアイデアを考案する上で「相手の意見を批判しない」「突飛な意見を歓迎する」「たくさんアイデアを出す」「仲間の意見に便乗する」を推奨。7グループに分かれた参加者は「こんな『まちづくりイベント』があれば豊川市の若者が盛り上がる」をテーマに意見を出し合った。
 かつて西ドイツで考案された「ブレイン・ライティングシート」という手法で行われ、一枚の紙に付いた複数の付箋にアイデアを記入。制限時間が来たら隣の席に回し、アイデアが浮かばない人は他者の意見を参考に書き込む。これでわずか10分間で450のアイデアが生まれ、さらに関心を持った案を抽出。「音楽フェス」「スイーツの人気投票」「各地の屋台を集める」などの意見が示された。
 米山氏は「積極的に考える気持ちを持てば、主催者と一緒につくり、楽しめるボランティアになる」とエール。あす22日から市民病院で活動に臨む豊川高校インターアクト部2年の山本莉央さんは「大学生や社会人の意見は刺激になったし、今後の私たちの活動にも生かせる」と話した。
 この日は各自が参加するボランティアの主催者による個別説明会も行われた。
(由本裕貴)
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