豊橋鬼祭の面 80年ぶり更新へ

2017/08/22 00:00(公開)
能面の歴史などを解説する北沢氏=ロワジールホテル豊橋で
 豊橋・安久美神戸神明社の「豊橋鬼祭」で使用する赤鬼や天狗(てんぐ)などの面7つが80年ぶりに更新される。来年以降から毎年1面ずつ作り直され、十数年がかりで一新される見通しだ。これは21日開かれた東愛知サロン会の8月例会で講師の北沢流能面師・北沢美白氏(31)が「私が依頼された」と明かした。
 同神明社の「豊橋鬼祭」は国指定の重要無形民俗文化財。毎年2月10、11日に五穀豊穣と無病息災を願って開かれる。初日には青鬼、2日目の本祭では境内で「天狗と赤鬼のからかい」が行われる。
 こうした祭りの主人公ともなる鬼や天狗の面が新たに作り直されるものだ。
 講演で北沢氏は、「豊橋を象徴する特別な祭り。7つの面を完了するころには(私は)40歳代になっていると思う」と面づくりに意欲を示した。
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