豊橋「プラット」来場者数が100万人突破

2017/08/26 00:01(公開)
100万人目の来場者となった林君の一家と佐原市長=プラットで
 豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場「プラット」の来場者数が25日、100万人を突破した。2013(平成25)年4月30日の開館以来、芸術文化の拠点として演劇、歌舞伎などの公演が行われ、客足は順調に伸び、予想より早い4年4カ月で達成した。
 節目の100万人目は、豊川市の小学1年・林楓真君。母と兄、弟と一緒にミュージカル「ピノキオ-または白雪姫の悲劇」の鑑賞に訪れた。1階出入口で知らされたと言い、「うれしい」と照れながら感想。プラットで公演を鑑賞するのは2回目で、母・里美さんは「映像ではなく、子どもたちに本物を見てもらいたい」と連れてきた。
 佐原光一市長から公演チケット(4人分)やプラットオリジナルの缶バッジ、手ぬぐいなどの記念品が贈られた。
 佐原市長は「本格的な演劇を興行できるホールを目指して開業。100万人は5年かかると思っていたが、おかげさまでたくさんの人の支えと、演じる人の応援できょうを迎えられた。俳優や裏方など作り手側、お客さん、プラットを支えている関係者に心からお礼を申し上げる」と感謝した。
 プラットは、市がJR貨物引き込み線だった豊橋駅南側に開設。地上4階建てで、778席の主ホールと、小劇場の魅力を取り込んだ266席のアートスペースなどが備わる。
 設計段階から携わった豊橋出身の俳優・平田満さん出演の演劇をはじめ、松竹大歌舞伎、著名な俳優らによる演劇、市民劇などが行われている。来場者は開館約1年で20万人を達成し、年々、年間来場者は増加し、昨年度は30万6544人だった。
 佐原市長は「最近では若者自らが企画するプログラムも誕生し、全国、世界に向けて芸術を発信していくという目標も前に進んでいる。今後も芸術性の高い演劇、音楽を発信していく」と述べた。
 豊橋市の規模にふさわしいコンパクト、高機能の劇場として、昨年、国内の優良な建築物をたたえる「第57回BCS賞」も受賞した。
(中村晋也)
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