田原で「シニア軽―1グランプリ」

2017/08/30 00:00(公開)
180度転回で慎重にハンドル操作をする出場者=田原市の赤羽根文化広場で
 田原署管内で多発する軽トラックによる交通事故を未然に防ごうと、高齢者を対象にした運転技術競技大会「第2回シニア軽―1グランプリ」(田原署、交通安全協会田原支部主催)が29日、田原市の赤羽根文化広場で開かれ、出場者が自分の運転技術を自覚し、安全運転への意識を再確認した。
 出場したのは市内各地域コミュニティの代表者ら53人で、全員が70歳以上。競技は各コミュニティ対抗と個人の2部門とした。
 コースは全長約210㍍。幅2㍍のバック走行(白線から越えたり、止まったりするごとに減点)や7㍍四方内での180度転回(切り替えし7回まで)、6㍍間隔のスラローム、幅20㌢の板に片方の前後輪を乗せる板乗り走行など、各7地点に署員が立ち、減点方式で技術を採点した。合図不履行や一時停止義務、横断歩行者妨害など道路交通法も採点対象となった。
 出場者の多くは仕事上、普段から軽トラックに乗る習慣があるものの、高い運転技術が求められるコース設定に苦戦。出場者の1人、農業・荻原幸治さん(70)=六連校区=は「平常心で運転できるかが勝負だった。うまくやっていると思っていても、うっかりがあることに気づかされた」と振り返った。同じく農業・中神昭子さん(72)=田原南部校区=は「緊張してしまい、ウインカーを出し忘れてしまった。安全運転に気をつけていきたい」と話した。
 競技結果は次の通り。
【団体】①六連②衣笠③田原東部
【個人】①神谷勝治(田原東部)②牧野武幸(童浦)③伊藤康夫(衣笠)④髙平英雄(泉)⑤高瀬信敏(堀切)
【最高齢出場特別賞】福井アキ子、84歳(童浦)
(千葉敬也)
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