天敵のタカでムクドリ一掃へ

2017/09/09 00:01(公開)
ムクドリがいる木にめがけ、タカを放つ鷹匠=豊橋市の神明公園で
 豊橋市の中心市街地に住みつくムクドリ対策として、市は今年度から、天敵のタカによる追い払いを行っている。落ちてくるフンや鳴き声に対する苦情を住民らから受け、鷹匠(たかじょう)に協力を依頼した。
 午後7時すぎ、同市魚町の神明公園で鷹匠の田中実さん(41)=浜松市=らが放ったタカ1羽が木にとまり威嚇。ムクドリやスズメが右往左往して逃げ回り、繰り返すうちに鳴き声は小さくなった。
 市によると、中心街にいるムクドリは1万~1万5000羽ほど。日中、郊外で過ごしたムクドリたちは、寝るために天敵に狙われにくいまちなかに来ているとみられる。
 ムクドリの飛来を確認したのは20年ほど前。市は街路樹のせん定やネットを掛けるなどの対策を施してきた。景観を守りながら被害を減らす方法を模索する中、千葉県我孫子市でタカを使った追い払いの成功例などを参考にした。
 市は今年度、ムクドリ対策費として約170万円を計上。対策は7月中に広小路通りや萱町通りなどで3日間実施した。8月下旬に調査したところ、再び飛来が確認されたためこの日は神明公園で行った。
 市の担当者は「一定の効果は感じている。今後も1~2週間おきに状況を確認し、対策を講じていきたい」と話している。
(飯塚雪)
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