名鉄蒲郡線の利用促進策 大学生が提案

2017/09/19 00:01(公開)
プレゼンテーションをする学生たち=蒲郡市神明町で
 大学生たちが蒲郡の課題解決策を考える第1回「蒲郡地域活性化プランコンテスト」(同実行委員会主催、東愛知新聞社など後援)の発表会が18日、蒲郡市神明町の蒲郡信用金庫本店ホールで開かれた。16日から市内の旅館で合宿してきた大学生27人が、路線存続が危ぶまれる名鉄蒲郡線について7つの利用促進策を提案。地元住民だけでなく観光客にも目を向けたプランを打ち出した。
 同市出身で大学3年生の藤田啓介さん(21)が三谷中学時代の同級生らに呼びかけて企画。国内の大学生を対象に募集したところ、関東や関西地区の学生が集まり、7グループで課題への解決策を探った。
 名鉄蒲郡線は乗客減により、現在沿線の蒲郡と西尾の両市が財政支援をして2020(平成32)年度までの運行継続が決まっているが、その先は不透明となっていることからテーマとした。
 発表会では各グループごとにプランを披露。経済界や沿線住民、観光関係者ら5人が審査した。コンテスト形式で最優秀に選ばれたのは西浦駅前にコミュニティ施設を設けて乗降客増を狙う「じじインターン」。高齢者をターゲットに居場所づくりに努めるほか、空き家活用も図っていくことが評価された。
 また優秀賞は「女子旅」。関東地区では京浜急行が女性向けに行った「葉山女子旅きっぷ」のようにインスタグラムに写真投稿を促して知名度をあげていくものだった。
 来場者の人気投票で決める市民賞は「時速60㌔神輿(みこし)」が選ばれた。貨物車両を改良して「日本でも唯一60㌔で走る神輿が見られる」とアイデアが興味をひいた。
 藤田実行委員長は「地元に関係のない学生も参加して3日間真剣に考えてきたことに心打たれた。賞に選ばれたものの中からまず自分たちで実行に移すことができるものに着手してみたい」と話していた。
(安藤聡)
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