歴史たどり旧鳳来寺街道を歩く

2017/09/25 00:00(公開)
旧鳳来寺街道を歩く参加者ら=浜松市北区引佐町伊平で
柿本城武将隊が新城から浜松の井平城まで

 新城市山吉田地区の住民らでつくるグループ・柿本城武将隊は24日、旧山吉田小学校から浜松市北区引佐町の井平城まで約9㌔を歩くウオーキングイベントを行った。地元住民ら34人が参加し、戦国や江戸時代から残る旧鳳来寺街道をたどった。
 山吉田地区には下吉田柿本地内の子路山(しろやま)=標高190㍍=に柿本城跡があり、市指定史跡となっている。城は井伊家に仕えた鈴木重勝が1568(永禄11)年に築城したとされる。1572年には城主の鈴木重好が県境を越えた仏坂で武田方の山県軍と合戦になり、鈴木軍はその後、井平城に入ったという。
 同グループは地元の歴史をたどろうとウオーキングイベントを初企画。旧小学校から井平城まで歩くことにした。
 午前9時に出発し、愛知県側では国道257号沿い、静岡県側では地元で残る旧鳳来寺街道の道を歩き、道中では仏坂の合戦で戦死した将兵たちの墳墓(ふろんぼさま)や、井伊直親が9歳の時に追手から身を隠して一夜を明かしたという「亀之丞の隠れ岩」など旧跡を巡った。
 参加した女性は「古くから物資が運ばれていたとされる旧道を確認でき、当時をしのぶことができた」と話していた。
(安藤聡)
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