田原市の高齢者免許自主返納70人超

2017/09/28 00:00(公開)
 田原市が4月から始めた70歳以上の市内高齢者を対象とした運転免許証自主返納支援制度の申請者数が、開始から約半年が経った9月時点で70人を超えていることが分かった。
 市の調べでは、70歳以上の高齢者の免許証自主返納者数は2016(平成28)年に91人で過去最多レベルを記録しているが、それに迫る勢い。開始以降、毎月複数の返納者がみられており、年齢による認知機能の低下などからか、自ら高齢ドライバーを“卒業”するという勇気ある英断が広まっているのがうかがえる。
 支援制度は、市内に住民登録しているのが条件。自主返納者には市内を走るコミュニティバス「ぐるりんバス」の1年間無料乗車券や、豊鉄バス運行の路線バスに使える定期券「元気パス」の購入券(1年券)、「たまぽポイント」と呼ばれる市内の対象加盟店で買い物に利用できるポイントなど、3種類のサービスが希望に応じて交付される仕組み。 
 市の担当者は、返納状況について「自分の意思で返納する人もいれば、家族らの呼び掛けに応じて決心する人もいる」と説明し、性別割合では女性が約3分の2を占めている。
 一方、免許返納の窓口となる田原署によると、免許返納の際は家族で訪れる高齢者の姿が目立つという。
 高齢者の自動車運転をめぐっては今春、高齢者の深刻な交通死亡事故事情などを背景に75歳以上の高齢ドライバーの認知機能検査を高度化するなどの改正道路交通法が施行されいている。
(千葉敬也) 
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