女医のソニーさん 豊橋で9日「感謝の報告会」

2017/10/01 00:00(公開)
 東三河の医療関係者などから奨学金支援を受け、今年8月に念願の医師免許を取得したネパール人女性ソニー・グルンさん(29)が3日、ヒマラヤの地方病院へ赴任するのを前に初来日。豊橋市内を中心に16日まで滞在し、豊橋ハートセンターなど施設見学ほか、支援者への感謝を込めた「報告会」を9日に開く。
 ソニーさんへの支援を呼び掛けたのは、アジア途上国の就学者を金銭的にサポートする「愛知アジアスカラーシップ」(略称AAS、代表=中沢真三・東海コンサルタンツ社長)。ソニーさんはAASの支援により、首都カトマンズの医療専門学校で看護師資格を得た後、ヒマラヤの村々を巡回して住民の健康管理などに尽力。この経験を生かし「将来は山村医になりたい」と志し、6年前に名門パタン大学医学部へ入学した。
 今夏晴れて、ネパールでは珍しい女医となり、今月末からヒマラヤで働く道を選んだソニーさん。青年海外協力隊として同国で働いた経験を持つ中沢代表は、「山間へき地の医師はなんでもやらなければならないが、女医は珍しいので、特に産科分野での活躍を」と期待している。
 なお報告会は、9日午後1時半から豊橋市民文化会館第4会議室で、パワーポイントおよび通訳付きで開かれる。興味のある人はだれでも参加でき、無料。同日午後5時半からは市内で交流会(会費5000円)も予定されている。問い合わせは、中沢代表のメール(aas@sala2.dti.ne.jp)まで。
(藤田彰彦)
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