豊橋で障害者ら「避難所体験」

2017/10/01 00:00(公開)
避難所設営の訓練を行う参加者=さくらピアで
 豊橋市障害者福祉会館「さくらピア」で30日、毎年恒例の「避難所体験」が開かれた。「伝えて 地域で つながって」をテーマに、講演や避難訓練、避難所設営訓練などを通して参加者が防災意識を高めた。
 同館指定管理者である「豊橋障害者(児)団体連合協議会」(豊障連)主催、豊橋市共催で、東愛知新聞社など後援。福祉避難所である同館で障害当事者や家族、県内外の行政・福祉関係者、近隣住民らが避難生活を検証する試みで、障害当事者を主体とした継続的な防災啓発事業の取り組みは国内でも高く評価されている。これまで宿泊体験を続けてきたが、9回目となる今年は一日体験を開催した。
 この日は約110人が参加。避難・報告訓練のほか、珍しい試みとして避難所開設レイアウト実習を実施した。AJU自立の家の水谷真所長から「避難所の課題」と題して個々にあった避難支援を行う“インクルーシブ防災”についての講演を聞いた後、同館体育館に移動し、5グループに分かれて水谷所長の指導を受けながら体育館の床を測り、テープを貼って会場を区画分けしたり、段ボールベッド作りなどに取り組んだ。
 「自分の事を頑張って周囲に伝えることや地域との繋がりも重要。体験したことをそれぞれが家庭や地域に持ち帰ってほしい」と山下徹・豊障連会長。ほかにも屋外への避難訓練や初期消火訓練も実施した。
(田中博子)
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