来年9月に田原で世界サーフィン選手権

2017/12/08 00:01(公開)
ビアリッツで開催されたワールドサーフィンゲームスの開会式 (C)国際サーフィン連盟
 世界最高峰の国際サーフィン競技大会「ISAワールドサーフィンゲームス(世界サーフィン選手権)」が来年9月、田原市の太平洋側海岸を会場に初開催されることが正式に決定した。主催する国際サーフィン連盟(ISA)と、運営に関わる日本サーフィン連盟(NSA)が公式ホームページで発表した。NSAによると、日程は9月15~22日の計画。
 “サーフィンのオリンピック”と称され、世界各国を代表する一流サーファーが技を競い合う大会で、1990(平成2)年以来、28年ぶり2度目の日本開催という。
 市にとっては、一歩及ばなかった昨年に続く2度目の誘致挑戦で成し遂げた悲願。ようやく“ビッグウェーブ”をつかんだ。
 同大会をめぐっては、誘致が実現した場合の大会運営負担金を見据え、会期中の定例市議会で市が一般会計補正予算案に教育費「スポーツ大会支援事業」の名目で3000万円を上程している。
 市によると、約50カ国から約300人の出場選手を見込み、観客動員は3~4万人を想定。全体的な経済波及効果は約4億円と推計する。今年5月にフランス・ビアリッツで開催された際には、47カ国から選手約250人が出場した。サーフィンは2020年東京五輪で新競技として選ばれている。
(千葉敬也)
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