2018年の東三河 豊橋市

2018/01/06 00:01(公開)
春に装いも新たにオープンする陸上競技場スタンドのイメージ図
 2018(平成30)年がスタートした。豊橋市は今年、アスリートの拠点・市陸上競技場が生まれ変わるほか、駅前大通2丁目地区市街地再開発事業は建設に向けてビルの取り壊しが本格化。数々のビッグプロジェクトが市民の目に見える形で進展する一方、新アリーナ(多目的屋内施設)は構想実現に向け正念場を迎えそうだ。18年の東三河を展望する。

 陸上競技場は春、装いも新たにオープンする。市がスタンドの建て替え工事を進めており、屋内練習走路なども設置、練習環境を整える。
 新スタンドは、鉄筋コンクリート造り一部鉄骨造り3階建て。1階には、けがの防止、疲労の回復につながるコンディショニングルーム、ストレッチルーム、車いす観覧席などを配置する。2階のスタンド席は約1500席で、収容人数は従来の2倍以上。屋内練習走路は100㍍走路3コースを設け、アスリートらは雨でも練習できるようになる。
 併せて、フィールドの芝生化や外周走路の整備も行われる。
 3月25日の穂の国・豊橋ハーフマラソンには、使用される予定だ。
 同じ3月には、昨年初開催の「ええじゃないか とよはし映画祭」(2~4日)が再び開催される。
 豊橋駅東側で進む再開発事業は、昨年4月末で閉館した「名豊ビル」の取り壊しが本格化し、秋頃、跡地で24階建てビル(東棟)の建設が始まる。その後、西棟(20階建て)に着手する。
 組合施行で行われ、計画によると、事業区域は名豊ビル、開発ビルなどがある1・5㌶。東棟と西棟が、整備される「まちなか広場(仮称)」を囲むように建設される。東棟には市の「まちなか図書館(仮称)」が入る。
 数年後には、一帯の街並みが様変わりする。
 ハード面では、豊橋競輪場で30年ぶりのバンク全面改修が行われており、照明設備も設けられる。本場のレースは7月から再開される。
 整備が検討されている新アリーナ。構想では、5000人収容で男子プロバスケットボールBリーグの三遠ネオフェニックスの新本拠地とするメインアリーナと市民スポーツなどができるサブアリーナを併設する。市中心部の豊橋公園を建設地として想定している。
 市は調査に取りかかっており、2月には建設、運営に関する事業提案を民間事業者から募る。民間の提案と併せて最終案としてまとめる。佐原光一市長は、今年、方向性を決める姿勢を打ち出しており、その行方が注目される。
(中村晋也)
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