田原市在住のプロゴルファー権藤紘太さん(36)=ザ・トラディションゴルフクラブ=が、東郷町の「名古屋ゴルフ倶楽部和合コース」で開かれる「第65回中日クラウンズ」(5月1~4日)へ出場する。16日、田原市役所で山下政良市長を訪問。プロ転向から10年間のスランプを乗り越え、アマチュア時代から16年ぶりに「和合」へ戻れる喜びを語った。
父の影響で中学からゴルフを始め、市立田原中学校を卒業すると、親元を離れて私立栄徳高校で競技に専念した。同じ長久手市内の名古屋商科大学へ進み、3年次の2009年にアマ枠でクラウンズへ初出場した。翌年のプロテストに一発合格後、田原市を拠点に活動している。
昨年7月の中部オープンゴルフ選手権で優勝して出場権を獲得。プロ転向後、約10年はドライバーショットの不振からスランプに陥り、本来のスイングを取り戻せない状態が続いた。2年前から大阪府の指導者とともにスイング矯正に取り組んできた。そこで進化するゴルフクラブに合った打ち方を体得。得意のアプローチが生き、大舞台への出場につながった。
この間、同世代の選手が次々をツアープロから引退。自身もレッスンプロへの転向を考えるようになったと権田さん。「できることには取り組んで悔いを残さないよう心がけた。2年間のスイング矯正で、最善は尽くせる状態に戻った」と崖っぷちからの復活に手ごたえを示した。
大会まで2週間。「数々のスター選手が熱戦を繰り広げた大会に出られてうれしい。県内のジュニア出身者にとって和合コースは憧れの舞台だ。長かったスランプでブランクもあるが、中部代表に恥じないプレーを目指し準備したい」と抱負を述べた。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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