豊橋市出身の格闘家・朝倉海選手（24）（ＲＩＺＩＮトライフォース赤坂所属）が９日、同市役所を訪れ、昨年12月に初参戦した総合格闘技の祭典「ＲＩＺＩＮ ＦＩＧＨＴＩＮＧ ＷＯＲＬＤ ＧＲＡＮＤ－ＰＲＩＸ ２０１７」での勝利を山西正泰教育長に報告をした。
総合格闘技のセミプロ大会「アウトサイダー」でチャンピオンになるなど、その実力が認められ、メジャー大会である「ＲＩＺＩＮ」に初参戦を果たした朝倉選手。12月29日にさいたまスーパーアリーナ行われた試合で、６㌔上の才賀紀左衛門選手（29）を相手に激しい打ち合いを繰り広げ２ラウンド（２分39秒）ＴＫＯで圧勝した。
朝倉選手は「大きな会場で観客も多く、とにかく面白い試合をしようと思っていた。『ＲＩＺＩＮ』を目標に掲げていたので勝ててよかった」と勝利を伝えた。
山西教育長は「（メジャー大会へ）一気に駆け上がった感がる。センスがあるのかな」とたたえ、「アウトサイダー時代から好青年で総合格闘技をやっているようには見えない。ルックスもいいし、今後の活躍が楽しみだ」と期待を寄せた。
県立豊橋工業高校卒業間近に兄の未来（みくる）選手に誘われて空手道禅道会豊橋支部に入会、練習を積み約１年後に前田日明さんがプロデューサーする「アウトサイダー」にデビュー。韓国の格闘技イベント「ＲＯＡＤ ＦＣ」でも結果を残し、次世代のホープとして注目されている。今は東京に拠点を移し活動している。
「試合では、見ていて面白い打撃の打ち合いみたいなのを、俺はやろうと決めている」と話す。
次は５月６日にマリンメッセ福岡で行われる「ＲＩＺＩＮ．10」への参戦が決まっている。対戦相手は破天荒なファイトスタイルで有名なアンゴラ出身のマネル・ケイプ選手。
朝倉選手は「次の試合も、打ち合いの面白い試合を見せたい。しっかりＫＯで相手を倒す」と意気込む。「勝利することで、地元が盛り上がってくれればいいなと思います。自身の応援シートがあるので、できれば見に来てほしい」と呼び掛けた。
特典付き応援シートの詳細は、ＲＩＺＩＮ（ライジン）オフィシャルサイト（ｈｔｔｐ：//ｊｐ．ｒｉｚｉｎｆｆ．ｃｏｍ/）、またはＩＡＣＥトラベルチケットデスク（０３・６８９２・７０８０）へ。
（井嶋義典）
