郷土の食や農林水産資源、伝統文化などの魅力で訪日外国人(インバウンド)の誘客増を推進する農林水産省の「セイバージャパン」全国大会が3日、田原市の「伊良湖リゾート&コンベンションホテル」で開かれた。全国の認定地域から田原市を含む10団体が集まり、各地の事例報告を通じて情報交換した。大会は4日もあり、市内を視察する。
食を中心に地域が誇る産業や文化資源を「食観光」の資源として磨きあげる狙いで2016年に創設された。24年度までに全国43地域が認定されている。田原市は22年度に「あさり料理」を生かす取り組みで認定された。同市での全国大会は初。
初日は農水省や観光庁による関連施策の説明に続き、認定地域を代表して田原市と徳島県・にし阿波地域(美馬市など2市2町)の取り組み事例を紹介した。
田原市は実施機関「田原観光情報サービスセンター」の野々山桂さんが関連事業の「貝づくし渥美」「渥美半島どんぶり街道」などを紹介。昨年9月の国土交通省「みなとオアシス伊良湖」登録を機に始まった、地元の未利用魚をすり身にして飲食店と連携した「Sea級グルメ」のメニュー開発も取り上げた。今年度登録した商品の試食もあった。
大会に出席した山下政良市長は「連携する自治体として、地域の一次産品を生かした取り組みがインバウンドにつながると期待している。地域や日本を世界に売り込んでほしい」と述べた。
4日は菜の花まつりの会場や電照菊の園芸施設を視察する。渥美魚市場での競り体験や、市内の古民家で伊良湖温泉を原材料に塩づくりの体験もある。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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