豊橋出身の尾矢選手が準々決勝で惜敗

2018/08/05 00:00(公開)
杉本との準々決勝、果敢に攻める尾矢㊨=知多市民体育館で
インターハイのフェンシング

 全国高校総合体育大会(インターハイ)は4日、知多市民体育館でフェンシングがあり、男子個人サーブルの昨年覇者・愛工大名電3年の尾矢陽太(17)=豊橋市=が今大会最大のライバルを前に準々決勝で涙を飲んだ。
 実力者同士の対戦となった準々決勝。中学時代から共に東京五輪強化選手として切磋琢磨してきた杉本隆大(日大豊山3)に序盤から連続失点した。その後、2点差まで引き離すも、後半は一進一退の攻防が続き、14対14で迎えた最後の1本は同時攻撃。「最後は運だった」と、無情にも相手のランプしかつかなかった。
 試合後、悔しさをこらえきれず、なかなか立ち上がることができなかった尾矢。「遅かれ早かれ杉本に勝たないと優勝はできなかった。悔しいです」と涙を流し、「もう少し力をつけないといけない。まだまだできることがあるので、しっかり練習をしていきたい」と前を見据えた。
 サーブルは腰から上の上半身すべてが有効面で、突きだけでなく斬りも有効とされる。2年だった昨年は初出場で優勝した。父・晃さんは中京大フェンシング部監督、1歳上の姉二千花さんも強豪選手として活躍し、自身も6歳からフェンシングに励む。
(飯塚雪)
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