福祉施設利用者ら輪投げ交流

2018/10/20 00:00(公開)
輪投げを楽しむ参加者=ゆうあいの里ふれあいセンターで
 愛知県認知症グループホーム連絡協議会東三河ブロック主催の「第6回輪投げ大会」が18日、豊川市平尾町のゆうあいの里ふれあいセンターで開かれた。東三河28施設から約200人が参加、輪投げを楽しむと共に他施設の職員や利用者らとも交流を深めた。
 認知症介護の質の向上やグループホームの利用者同士で親睦を深められたら-とスタートさせた取り組みで、毎年この時期開催。昨年までは豊橋市総合福祉センター「あいトピア」で実施していたが、年々参加施設が増加して手狭になったことから、今年は初めて同センターでの開催となった。
 この日は豊橋、豊川、蒲郡、新城から、選手や応援者として入所者と職員が参加。中には100歳を超える選手も。大会はホーム対抗で、入所者と職員の混合チームがトーナメント戦を行うもので、入所者は職員や仲間らの声援を受けながら、1~9の数字が書かれた輪投げ台目がけて輪を投げ、点数を確認してはチーム内で一喜一憂していた。試合後は表彰式を行い、1~3位やブービー賞などが贈られた。
 施設によっては練習に力を入れたり、応援グッズやそろいのゼッケン、ユニフォームを用意するなどの力の入れよう。「年1回皆で集まる貴重な機会。利用者同士の交流はもちろん、職員らも情報交換をするなど横のつながりの強化に役立っている」と担当者らは話していた。
(田中博子)
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