豊川の蒔田さん アジアパラ優勝を報告

2018/11/23 00:00(公開)
金メダルを手に山脇市長に優勝を報告した蒔田さん㊧=豊川市役所で
 10月にインドネシア・ジャカルタで開催されたアジアパラ競技会の陸上競技女子1500㍍で優勝した、豊川市の蒔田沙弥香さん(33=愛知陸上競技協会)が22日、市役所を訪れ、山脇実市長に喜びを報告した。
 蒔田さんは大会新記録となる4分53秒26で優勝。2、3位も日本人で、表彰台を日本勢が独占した。その頂点に立った蒔田さんは金メダルや、鳥をモチーフにした大会マスコット人形、自身の記事が掲載された現地の新聞をうれしそうに山脇市長に見せた。
 パラリンピックはロンドン、リオデジャネイロと2大会連続で出場している蒔田さんは、2年後の東京大会を「集大成」と位置付け、練習に励む。朝は自宅付近をジョギングし、午後からは父・繁さんが見守る中、陸上競技場を走る。
 最近は、18日に開催されたばかりのトヨカワシティマラソン5㌔高校生以上の部で優勝するなど絶好調。県内各地でのマラソン大会に出場してモチベーションを高めており、一緒に市役所を訪れた母とよ子さん(58)も「目の前の一つ一つの目標を大切にしていくことで、結果的に東京パラリンピックにつながればいい。いろんな方にお世話になっているので、日本で開催される大会で恩返しを果たしてくれれば、親としてもうれしい」と期待を込めた。
 この日、会うのを楽しみにしていたと伝えられた山脇市長は、笑顔で「長いこと活躍されてうれしい。次の目標に向かって頑張って」と激励した。
(由本裕貴)
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