豊川小で卒業記念のミニ屏風作り

2019/03/08 00:00(公開)
ミニ屏風作りに励む子どもたち=豊川小学校で
ミニ屏風作りに励む子どもたち=豊川小学校で
 豊川市立豊川小学校(壁谷由美校長)で、6年生児童が卒業記念にミニ屏風(びょうぶ)作りに挑んだ。地元校区で、豊川仲町で表具・表装、ふすまや障子の張り替えを手掛ける村川松栄堂の村川和弘さん(43)が来校し、和紙などを使ったミニ屏風作りを教えた。
 6年生児童46人は、村川さんが手本として作り方を指南する中、新聞紙を敷いた上で薬品のりやボンドを使い、土台に金色や銀色でキラキラ輝く鳥の子和紙を貼り、隅をはさみで切るなどして作成。最後は周りの縁を好きな色で塗り、自分だけのオリジナル屏風に仕上げた。
 豊川稲荷門前に会社を構える村川さんは、大正10年創業の表具屋を継いだ3代目。今回、初めて母校で後輩たちに指導することになり「日本に伝わる伝統を少しでも覚えてもらえたらうれしい」と、自然と熱が入った。息子の明大(あきひろ)君が同校6年生で、村川さんの教えを体現するように、慣れた手つきで友達たちの作業をサポート。「ほかの仕事もやってみたいけど、伝統を大切にするためには継ぎたいと思う」と使命感をのぞかせた。
 完成したミニ屏風はそれぞれ自宅に持ち帰り、思い出の写真と共に飾るなどして活用する。和田椛(いろは)さんは「難しそうだったけど、上手に作れたと思う。ミニバスケでの写真を入れて玄関に飾りたい」と話していた。
(由本裕貴)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

藤城建設 さわらび会 住まいLOVE不動産 虹の森 光生会 蒲郡信用金庫
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国