豊橋出身の阪下が悲願のタイトル

2019/06/07 00:01(公開)
WBOアジアパシフィック・フライ級王者となった阪下=とよはしボクシングジムで
 WBO(世界ボクシング機構)アジアパシフィック・フライ級3位の豊橋市出身、阪下優友(28)=角海老宝石ボクシングジム所属=が、大阪市立大学第二体育館で前王者の坂本真宏(28)=六島=と王座決定戦を行い、6回1分6秒TKO勝ちした。引退覚悟で臨んだ大会で悲願のタイトルを獲得した。
 阪下は市立豊橋高校在学時にプロとなり、2011(平成23)年に全日本新人王を獲得。15歳から通っていた「とよはしボクシングジム」(豊橋市花田町)から13年に角海老(東京都)へと移籍し、現在、戦績は29戦18勝8敗3分。
 「プロで10年やり、負けたらやめようと思っていた」という阪下。5月26日の王座決定戦では、4回まで劣勢だったが、5回に阪下が左ボディーで動きを止めると、左右アッパーから連打で一気にスパート。6回1分6秒で、顔をはらした坂本をレフェリーが抱きかかえた。
かつての練習場で取材に応じた阪下は「次は防衛戦。世界ランキングを上げて、世界チャンピオンを目指したい」と目標を語った。
(飯塚雪)
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