新城千郷中生徒が「はるかのひまわり」苗植えと種まき

2019/08/08 00:00(公開)
ヒマワリの種まきをする生徒たち=新東名高速道路長篠設楽原PA下り線で
 阪神淡路大震災など国内の被災地で育てられたヒマワリの子孫を増やそうと、新城市立千郷中学校生徒有志が7日、市内の新東名高速道路長篠設楽原パーキングエリア(PA)で苗植えと種まきを行った。今年は花が咲く9月にラグビーワールドカップの会場で、東日本大震災の被災地でもある岩手県釜石市に届けて飾る。
 ヒマワリは阪神淡路大震災で被災した兵庫県神戸市の少女の自宅跡地に咲いた「はるかのひまわり」がルーツ。岩手県にも渡り、東日本大震災で津波被害に遭った釜石市でも育てられ、復興を象徴するものとなっている。
 同中学校では2012年に被災地から種を受けて育てている。今年は地元で生花店を営む紙谷充昭さん(34)が「ヒマワリの一部を咲かせて返そう」と考案。ラグビーW杯会場で飾ることにした。
 この日、PAには生徒有志45人と中日本高速道路豊田保全サービスセンター職員らが集まり、プランター100鉢に苗を植えたり、種をまいた。3年の金田浩紀君と杉浦一晴君は「たくさんの奇跡がつながったヒマワリ。被災地で再び咲いて、元気になってもらえれば」と話した。
 紙谷さんは「被災地の復興とW杯が成功できるよう育て、届けていきたい」と語った。
 同PAなど市内10カ所で育て、9月20日に釜石市へ届けるという。
(安藤聡)
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