被災地応援団4代目「もろ星☆」結成

2019/08/27 00:01(公開)
初代メンバーが作った団旗を背に発足した4代目「もろ星☆」=一宮西部小学校で
初代メンバーが作った団旗を背に発足した4代目「もろ星☆」=一宮西部小学校で
豊川一宮西部小

 豊川市立一宮西部小学校(柴田斉子校長)で、今年も児童らでなる被災地応援団「もろ星☆」が結成された。災害や復興支援を学ぶ有志組織で、同校では4代目となる今年は6年生16人で結成された。
 「もろ星☆」は毎年、ダンスと応援演舞をそれぞれを担当する児童で構成。今年も夏休みを利用し、新聞や書籍、インターネットで災害や被災地に関する情報を集めた。今月8日には学校で防災教材「家まですごろく」を実施。地震が発生した際、帰宅するまでに起こる事象や、それに対応する方法をゲーム感覚で学んだ。
 毎年、東日本大震災が起きた「3・11」に向けて活動を展開し、復興支援を呼び掛けようと募金活動や校内放送を使った周知活動に取り組む。集めた募金は交流のある桜丘高校の生徒を通じ、宮城県気仙沼市で被災者の離島・大島との移動手段となった臨時船「ひまわり」を保管する菅原進さんに託す。
 菅原さんには昨年度も募金を贈り、菅原さんからはお礼の手紙と共に、自身の体験が記された書籍「津波をこえたひまわりさん」5冊が届いた。
 担当教諭の栗田理沙さんは「災害について学びながら、備えることの大切さを子どもたちに伝えたい。小学生にできることは限られていますが、やれることを考える人になってほしいです」と話している。
(由本裕貴)
防災教材を体験する子どもたち=同
防災教材を体験する子どもたち=同
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

さわらび会 藤城建設 光生会 住まいLOVE不動産 虹の森 蒲郡信用金庫
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国