豊橋でPHラボ推進協が初会合

2021/06/05 00:03(公開)
協議会の活動を紹介する平松社長=時習館高校で
協議会の活動を紹介する平松社長=時習館高校で
 東三河の高校と企業が連携し、商品開発や企画、販売促進を生徒への社会実習の場を提供する「プロフェッショナル・ハイスクール・マーケティング・ラボ(PHラボ)推進協議会」の第1回会議が4日、豊橋市の県立時習館高校であった。
 高校と企業の連携事業は、蒲郡市の県立三谷水産高校の生徒と豊橋市の食品会社「平松食品」が同校の実習船で釣れたカツオを活用したジュレ状の佃煮「愛知丸ごはん」を共同開発したことから始まった。2019年にはフェスティバルマーケット(海陽町)内に同校生徒の社会体験活動と開発した商品の販売実習の場として「PHラボ」が設立した。
 今回、平松食品の平松賢介社長は、専門高校以外の高校にも取り組んでほしいと考え、元三谷水産高校長で豊橋市の産業教育コーディネーター、丸崎敏夫さんの協力を受けて、東三河の高校と企業が連携できる体制づくりを進めることにした。
 参加したのは、企業がヤマサちくわ、金トビ志賀など8社と、東三河の高校16校の校長。
 会議では推進協議会の取り組みを説明すると共に、生徒に社会体験活動の場として提供できることをPRした。すでに7校が開発への意欲を示しているという。
 平松社長は「学校側は社会実習の場を実現でき、企業側も商品の技術向上できると思います」と話した。
【林大二朗】
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