豊川市で仮設トイレの販売などを手掛ける「Gテクノ」と関連会社「サラオ」「GX」が熊本地震の被災地に届けた設備が、3日から熊本県氷川町の西福寺で稼働し、断水や停電が続く中で避難生活を送る被災者が利用している。
同社は7月31日、トイレ事業部とサラオ本社を置く蒲郡市三谷町から移動型複合インフラ設備「TKBインフラユニット」やソーラー発電兼蓄電池「おくだけ電源」などをトラック2台に積んで出発。1日に大分県日田市の営業所を経て現地入りし、氷川町や八代市で要望を確認しながら設置を進めてきた。
TKBは能登半島地震の教訓を元に生まれた。トイレやシャワー、洗い場、洗濯機を一体化させている。給水用タンクと「おくだけ電源」を組み合わせ、断水や停電時にも使える。水も電気も乏しい中で清潔な水回りを素早く整え、避難生活のストレスや感染症を防ぐ。
現地では、能登で築いた災害支援団体との縁を生かし、給水拠点と設置先を確保した。休業中の日帰り温泉施設にある井戸から水をくみ上げた後、団体の拠点となっている西福寺にTKBを据えた。
サラオ常務でTKBの開発を担当した山口清之さんによると、氷川町では猛暑が続く中、断水で1週間近くシャワーを浴びられない人が多かった。設置後、被災者からは「頭だけでも温水で洗いたい」との声が出たという。
山口さんは「置いてすぐシャワーが使え、一気に生活水準が上がった。この設備は間違いなかった」と話す。その上で「過去の教訓を次に生かし、避難所で亡くなる人を少なくしたい」と述べた。
八代市の災害ボランティアセンターにも仮設トイレ4基を設置した。TKBは同センターの開設に合わせ、10日に移す予定だ。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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