蒲郡市竹島水族館は、飼育中の雌のオタリア「ラブ」が7月21日に出産した赤ちゃんについて、ラブの母乳が出なくなったため人工哺育に切り替えたと発表した。今週から育児に必要なミルク代の支援を募っている。
赤ちゃんは出産直後、ラブが手厚く守り育てていたため経過は順調とみられていた。しかし1週間後、次第に体重が減少していることにスタッフが気付き、観察を続けたところ、母乳が止まりラブが育児を拒み始めたことが判明した。
水族館は、このままでは命に関わると判断し、スタッフが今月1日に親子を引き離した。現在は24時間態勢で、2時間おきに専用ミルクを与えて命をつないでいる。人工哺育に切り替えてからは体重の減少は止まったものの、母親が育てる場合より生存の確率は下がるといい、予断を許さない状況が続く。
オタリアは国内での繁殖例が少なく、飼育は試行錯誤を重ねている。ミルク代は月におよそ100万円かかり、5カ月の授乳期間で400万~500万円が必要になる。水族館は「館だけで育てるのではなく、地域に支えられる水族館として、みんなで育てたい」との思いから、支援を募ることにした。
支援は1口1万円と3万円の2種類。1万円は水族館のホームページのフォームか振り込みで受け付け、非公開の赤ちゃんの姿を収めた限定動画が見られる。3万円の場合は、水族館へ電話かメールで連絡した上で直接持参か振り込みで支援する。赤ちゃんがいる部屋で実際の様子が見られる。
小林館長は「みんなの力で元気に育ってくれればありがたいし、愛着も湧く。公開の際には元気な姿を見てもらえるよう頑張りたい」と協力を呼び掛けている。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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