戦国時代の史跡を生かす観光施策

2022/09/19 00:00(公開)
講演するクリス・グレンさん=新城文化会館で
クリスさんが講演で提案

 ラジオDJで歴史愛好家のクリス・グレンさんが17日、新城市内であったセミナー「歴史をきっかけとする賑やかな縁づくり」で講演した。戦国時代の史跡などが残る立地を生かした観光施策を提案した。
 東三河県庁の主催。歴史観光での奥三河地域のファンやサポーターを生み出そうと企画した。
 オーストラリア出身。1993年から名古屋市に住む。城郭や甲冑(かっちゅう)、武具など日本の歴史文化に造詣が深い。訪日外国人観光客の誘客に向けた受け入れ体制整備についてもアドバイスする。関ケ原観光大使、名古屋観光文化交流特命大使、近江観光大使を務める。
 新城市や北設楽郡には合戦の跡や古城跡が残る。母国オーストラリアの歴史と比べ「長い歴史がある。本物があることを生かせる」と述べた。
 関ケ原町が2016年に「世界三大古戦場」としてワーテルロー(ベルギー)、ゲティスバーグ(米国)と共同宣言した。「長篠・設楽原は、桶狭間と長久手とともに愛知の三大古戦場を名乗っても良いのでは」と提案した。
 来年のNHK大河ドラマ「どうする家康」が放映され、25年には「長篠・設楽原の戦い」から450年を迎える。「関連商品を開発して新たなファンを獲得し、経済効果を高めるよう体制づくりが必要」と指摘した。
 会の後には鉄砲隊やボランティアガイドと交流した。
【安藤聡】
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