沿線含め市電に親しむ

2023/04/10 00:00(公開)
市電の撮影を楽しむ参加者
 豊橋鉄道は9日、4月10日の「市電の日」にあわせて、市内線終点の「赤岩口車庫」でイベントを開いた。市民に市電を親しんで利用してもらうため、豊橋市と路面電車を生かした街づくりを目指す市民団体「とよはし市電を愛する会」が連携した。
 会場ではT1000形「ほっトラム」の運転台撮影会、鉄道グッズ販売、ヤマサちくわのキッチンカー販売、市電を愛する会による「豊橋今昔物語」などのDVD上映会や「市電の絵」の展示会があった。撮影会では、制服に身を包んだ子どもたちが満面の笑みで運転台に座り、運転士気分を味わった。

豊橋駅から「さわやかウォーキング」

 この日は、JR東海の「さわやかウォーキング」も同時に開かれた。テーマは「今も昔も変わらない風情『市電のある風景を歩こう!』」。豊橋駅を出発し、豊橋公園や吉田城、東田神明宮を経由し、ゴールの赤岩口車庫まで約8・7㌔のコースを歩いた。さらに、この日は小学生を対象に、市内線の運賃も無料になった。
 豊橋鉄道の担当者は「天気に恵まれて良かった。地域の皆さんが市電を知って乗ってもらうきっかけになってほしい」と話した。
 愛する会の高須博久会長は「市電が見直されつつあるのがうれしい。市電沿線にはさまざまな文化資源がある。さらに市電文化を根付せることができるよう精力的に活動していく」と話した。
 「さわやかウォーキング」に参加した浜松市在住の谷脇眞人さん(57)、朋江さん(49)夫妻は「沿線を歩きながらローカルなお店を探すのが楽しい」と語った。
【北川壱暉】
ゴールを喜ぶ谷脇さん夫婦
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

さわらび会 光生会 藤城建設 虹の森 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国