梅雨明けも間近!今年もいよいよ夏本番を迎えます。
夏の休日は大自然に癒やされる東三河のヒーリングスポットを訪れてみませんか?
豊川市・田原市・奥三河のオススメスポットを紹介します。【夏目敬介】
<動物との触れ合いも楽しめる赤塚山公園(豊川市)>
豊川市の「赤塚山公園」は、ヤマモモの自生で知られる赤塚山に位置する総合公園。淡
水魚水族館「ぎょぎょランド」をはじめ、動物広場の「アニアニまある」、噴水などのある「水の広場」など、約25㌶の敷地にさまざまな施設を備える。
今年7月で30周年。豊川市制施行80年事業の一環で、アニアニまあると水の広場が4月にリニューアルオープンした。
ぎょぎょランドには豊川(とよがわ)水系の自然を再現した水槽を設置。アニアニまあるでは、ポニーやウサギといった愛らしい動物との触れ合いが楽しめる。公園の奥には噴水のある大きな池。その傍らでは、春に美しい梅、初夏にかけてさわやかな花ショウブが咲き誇る。
赤塚山公園のある市田は、大河ドラマ「どうする家康」に登場した鳥居強右衛門(すねえもん)の出身地とされ、赤塚山には顕彰碑や歌碑が建てられている。
<ため池百選の1つ&抜群の夕焼けに癒やされる初立池公園(田原市)>
「幸せを運ぶ四葉のクローバー」発祥の地とされる田原市。爽やかな潮風が香る海岸沿いや「どうする家康」のロケ地となった「日出の石門」、恋人の聖地「恋路ケ浜」、春に咲き乱れる菜の花など、大自然に包まれた海の街だ。
美しい自然を満喫できるスポットが数多く存在し、堀切にある「初立池公園」では花ショウブとアジサイの共演が楽しめる。公園は、豊川用水の最終調整池である初立池にのほとりにある。桜の散歩道や、1万2 000株が咲くしょうぶ園、芝生広場、水遊び場などを整備。近くには国の史跡「伊良湖東大寺瓦窯跡」がある。美しく咲く花々と抜群の眺望を楽しみながらの散策にピッタリだ。
初立池は2010年に農林水産省の「ため池百選」に選出されているほか、公園から見る夕焼けは県の「美しい愛知づくり景観資源600選」に認定されている。
<秘境に癒やされて!奥三河の大自然>
新城市、設楽町、東栄町、豊根村のエリアは「奥三河」と呼ばれる。豊かな緑に囲まれた東三河の中でも、特に自然の恵みを身近に感じられる地域。少し散策するだけで、雄大な自然を楽しめるスポットに行き着く。
新城には戦国時代の戦跡が多くあり、中でも「設楽原決戦場」は武田軍の騎馬隊と織田
・徳川連合軍が衝突した場所。そんな古戦場が風景の一部となり、現代の日常に溶け込んでいる。
鳳来寺山には日本三大東照宮の一つ「鳳来山東照宮」があり、麓には「日本百名湯」に選ばれた「湯谷温泉」。北へ行けば「日本の棚田百選」の「四谷の千枚田」。東三河の水がめ「宇連ダム」(鳳来湖)なども。設楽町には「田峯観音」や「道の駅したら」。東栄町には「蔦の渕」や全国でも数少ない「療養泉」に分類されている「とうえい温泉」が。豊根村は「茶臼山」や美しい環境を生かした「チョウザメの養殖」などが有名だ。
初立池は「ため池百選」の1つ、夕暮れも抜群
原風景が楽しめる四谷の千枚田